
– Greenwich
グリーンウィッチではありません。英国の地名は文字通り読まない、予測不能な名前が多いです。
近年の英国の就職事情を学生の立場から書きます。
大学生が卒業後の就職を見据えた、前段階としてのインターンシップ(職業体験)があります。
基本的に無給で、給与扱いにはならない交通費や昼食代が出ることもあります。
アメリカでは以前よりインターンシップが主流のようでしたが、英国では特に2007年以降の経済危機により、インターンシップが広まったと聞きます。
卒業後すぐに働くために経験が欲しい学生と、即戦力のない労働者(学生)を社会奉仕的な親切心でトレーニングさせ、その間無償でお手伝いが欲しい企業側とのWin-Winの構図です。
また、インターンシップの学生の中から採用も考えられるので、学生・企業ともに誰も損しない制度です。
インターンシップのように主に未経験者を採用する場合は、関連する職務経験があると望ましいがなくても可という募集要項が多いですが、関連する学問を専攻していることが条件の場合も多いです。
大学生も将来の就職を見据えてインターンシップ先を選ぶので、関連性がないとCV(履歴書)に書いても自己アピールにならないので意味がありません。
ちなみに、転職だと関連する経験が必須で、ないと応募すらできない門前払いの職も多いです。
日本のいわゆる新卒就職・採用という概念に近いのは、Graduate JobsやEntry Levelのようにいいますが、卒業後一括採用という仕組みではありません。
学生によっては、1年程度求職活動を続ける方もいますし、大学卒業後に旅行等仕事を始めるとなかなかできない経験をしてから働き始めることもよくある選択肢の一つです。
大学卒業後6ヶ月以内の就職率を売りにする大学学部も多いですが、だからといって新卒者が6月・7月に卒業して、一斉に年度始まりの9月から働き始めるという訳ではありません。
その後のキャリア形成としては、個人の経験と能力でより良い条件での転職等を目指すのが一般的です。
就職は個人と企業間の契約なので、学生のうちにインターンシップ等で経験を積んで実力があれば一般に提示される条件よりも良い条件で契約できることもありますし、新卒で就職した数人の中でも、全員の給与が違うということもありえます。
職場の方とお金の話は一切しない方が利口です。
就職する段階でボランティア経験がほぼ必須の業界もありますし、そうでなくとも社会貢献等の観点からその経験が望ましいです。
これは大学出願時にも言えることです。
ただ、無償であることがほとんどのボランティアだと、ある程度経済的に豊かでないといけないので、そういった層からの応募を期待する、正直に本音を言えない企業側の苦肉の策とも捉えられます。
学生のうちに勉強で良い成績を残すのは当然のことなので、それ以外のことを長期休暇をうまく利用して行動に移さないと評価されません。
大学学部は一般的に3年間なので、1年生終了後の夏休みは比較的自由に休暇を楽しむ方が多いのですが、2年生終了後の夏休みはインターンシップか働き始める学生がほとんどです。
Sonthéも試験前に出願と面接を受け、試験終了後すぐに働き始めました。
トレーニング後、本採用となりました。
仕事の内容は一切外部に言えない契約なのでこれ以上は書きません。
学生のうちに何かしら職務経験を積まないといけない風潮も正直辛いのですが、そうでもしないと就職できないので、みんな必死です。
学生ローンで授業料と生活費を借りている学生が多いので、少しでもいい給与の職を多数が競います。その下準備のインターンシップも非常に競争が激しいです。
インターンシップをしたか否かより、どこでインターンシップをしたかが重要になってきていると思います。
自主性こそが問われます。