
昨年末の休暇中、時間があったので自宅の片付けをしていたところ、「ベリーモバイル」の資料が出てきました。
これは、日本のa2network株式会社がドコモの英国子会社と提携して、2008年12月から提供していた、MVNOサービスで、昔は携帯電話やSIMの契約が複雑だった英国において、日本語でサービスを提供していました。
駐在員や英語での契約が苦手な方に最適だったのでしょう。

この資料は東京の英国ビザ申請センター(VFS Global)で受け取ったはずです。
昔は紙の広告をよく受け取りました。
英国で事業を開始する前はドイツ、ベルギー、タイで「ベリーモバイル」ブランドを展開していたようですが、現在ではタイとドイツの2カ国にサービス対象国を絞っているようです。
英国のベリーモバイルも現地法人が2022年に撤退したのですが、2019年にはバーチャルオフィスに移転していたようで、いつサービスを終了したかは記憶にありません。
昔は日本の携帯電話はSIMロックがかかっていましたので、英国で同じ端末を使用することができずに苦労したものです。
英国に長く住んで、英語での契約が問題なくできる場合は、現地で端末を購入・契約することが結果として一番楽なのですが、駐在員や期間限定で住んでいる場合は、ベリーモバイルのように日本語のサポートがあり、会社契約も容易なサービスは需要があったのだと思います。
渡英前に日本の住所で契約できたので、日本で端末を受け取り、携帯電話番号を周囲に伝えてから渡英、支払いは日本のクレジットカード払いと、駐在員や日本の企業が求めるものを提供していました。
以前勤めていた会社の社員一名がベリーモバイルを使っていましたが、なぜか解約が異常に難しく、困っていたことを噂に聞きました。
それが2017年だったと記憶しているので、その頃から経営が危なかったのでしょうか。
サービス解約を複雑にしている会社は総じて危ないです。
利用料金は若干割高でしたが、そこまで高額だったわけではなく、日本語のサポートと日本で契約できるという部分は需要があったと思いますが、英国が駐在先として選ばれることが減り、日系企業の英国撤退も相次ぎ、ビジネスモデルとして利益を生まなくなったのが撤退の理由だと思います。
日本のスマートフォンがSIMフリーになり、同じ端末を英国でも容易に使用できるようになり、SIM契約もオンラインで簡単にできるようになりました。
たかが10年前でも、英国の事情は大きく違いました。
日本と比較すると物価高は大変でしょうが、生活面は大分改善されています。
今、英国に移住する方は相当楽です。
久しぶりにベリーモバイルを思い出し、懐かしくなりました。