COVID-19の影響により不要不急の外出が控えられ、在宅勤務をしている方やそもそも外出を控えている方が増えているためか、ロンドン地下鉄(Underground/Tube)はがらんどうであることも多いようです。
ただ早朝や夕方は従来の混み具合に近いくらいには混んでいるようで、それが感染源になっているのではないかという批判もありますが、どうしても公共交通機関に頼らなくてはならない方が多いロンドンでは画期的な解決策はなさそうです。
職場に出勤しなくては仕事ができない方も多いため、勤務時間をできる限りずらすことが目先の解決策でしょうか。
英国の大学は各校の判断により、University of Cambridge(ケンブリッジ大学)のように2021年夏まではオンラインで講義等を行うと発表した大学もあれば、9月末から12月末までのTerm(学期)は全てオンラインという大学も多くあります。
10月から大学キャンパスで講義等を開始する大学もありますので、この点は大学や在籍コースによるようです。
留学生は3月末以降、自国に帰国して最終学期のオンラインでの試験期間を過ごした方も多いのではないでしょうか。
基本的に留学生は夏休みは自国に帰り家族と共に過ごしたりインターンシップを自国でされることが多いようですので、それが若干早まったと捉えれば、帰りの航空券代は無駄ではないでしょう。
最も、今年の夏にオンラインを除いてインターンシップをすることは難しいでしょうが、それでも家族と一緒にいたいという方は多いはずです。
学生時代、周囲で長期休暇も英国にずっと残って現地で生活を送っていたのはSonthéくらいでした。
大学1年終了後の夏休みは大学のショートコースとボランティア、大学2年終了後の夏休みからインターン、その後継続してパートタイムで就労し、フルタイムの学業の他、専攻外の分野の夕方のコースも大学で取っていたため、小旅行を除いて英国を離れることができませんでした。
学生寮に入居している学生は長期休暇は出なくてはならないか、家賃がもったいないため帰国するようです。
Sonthéが大学生のときから講義はオンラインで動画を配信し、学生が自由に観て、チュートリアルや個別指導等に時間を割くべきという意見もありましたので、COVID-19により時代が大きく動いたとも言えます。
数年前の話ですが、当時は大学のシステムが動画配信に最適ではなかったため、限定公開のYouTube動画の講義が流されたことはあります。
それは講師のスケジュールと数百人を受け入れられる講義室の予約がたまたま上手くいかなかったためという特別な理由だったかと思います。
現在在籍中の大学生はどのような学びの形式であれ退学や休学しない限り勉学に励むしかありませんが、問題は新入生です。
実際に大学進学を検討していた方の中で、ギャップイヤーをとったり、大学進学を諦めたりした方が英国は多かったようです。
対面の学びがないのであれば大学に行く意味がない、割に合わない授業料と考える当人や進学指導教員、親が多かったのではないでしょうか。
来年大学進学できるかどうかは別問題として、オンライン学習がまだまだ主流ではない英国では、従来の大学がオンライン大学になるのには非常に時間がかかりそうです。
オンライン大学を希望するのであれば、Open UniversityやUniversity of London International Programmes等、オンライン学習を前提としたカリキュラムのコースの方が経験と歴史が圧倒的に違いますので、従来の対面学習を提供する大学が対等になるには相当なテコ入れが必要となるでしょう。
学生のみならず教員もオンライン学習に慣れていく必要があります。
従来の大学が今後はオンラインのみになりますという状況ではないため、英国の大学に真剣に進学したいという方は今こそ進学するべきだと思います。
まず競争率が下がることが理由です。
経済的理由等で進学を諦める場合が増えることが予測されますので、留学生は大学の経営安定化に欠かせない貴重な収入源として、そういった「配慮」があるかもしれません。
大学も独自の経営を行っている機関ですので、経営難に陥っては学生に大変な影響が出ます。
経営が安定していない、いわゆる新設大学は今後閉校(倒産)の可能性がなくはないため避けた方が安全でしょう。
また、将来のキャリア形成や研究者として歩む人生を考えた場合、英国の大学がふさわしいと判断した場合も進学していいと思います。
強い意志があれば学びの手段や社会情勢、環境がどうであれ、学びたいという気持ちが勝るはずです。
進学を諦めた場合は、大学進学が向いていなかったという見方もできるでしょう。
大学に進学することのみが正解ではありません。
人生は長い(かもしれない)ので、数年の遅れはなんとでもなります。
今は大学進学したくなければしなくても何ら問題ないのではないのでしょうか。
と、大学の学びの部分に目を向けてみましたが、大学は講義等の学びのみの場所ではありませんので、社交の機会がなくなってしまってはその後のキャリア形成に影響してしまうでしょう。
学生同士の交流も大切ですが、大学院に進学するにおいても何かの機会にある大学のパーティーやイベントのレセプション等で、それまで機会がなく話しかけられなかった教員に話しかけることができ、それをきっかけに指導教員になってもらった場合や、その後研究室に招いてもらったということもなくはないでしょう。
それがアルコールが入って気分が良くなったからというような理由でもなんでもいいと思います。
ありとあらゆる機会と縁を無駄にしない方がいいかもしれないということで、英国の大学の従来の形式にもいいところはあります。
活かすも殺すも個人の自由です。それなら機会はいくらあってもいいはずです。
時代が変化しても、比較的長年研究一筋の方の中には対面を好み、メール等のオンラインのやりとりで全てが済まない場合も非常に多いです。
そういった方に気に入られるためには従来の古臭いかもしれないことも大切なのではないでしょうか。
オンライン飲み会やパーティーは普及するのでしょうか。
Sonthéは学生時代、欠席の連絡はメールでしたが理由を添えてなるべく送るように心がけていました。
そうすると、病欠なら仕方ないね、早く治るといいね、質問があったらいつでも聞きにきて等、返信をもらえることもあり、何かと気にかけてもらえることがありました。
連絡不要と言われるまで連絡して悪いことはないと思います。
どんなに人数が多くても、教員は学生のことを見ています。欠席は分かります。
従来のいい部分と新しい流れをうまく組み合わせた新時代に柔軟な適応ができる方がこれからの社会に求められる人材となるでしょう。
それをこれからの英国の大学が輩出できる保証は何らありません。
文部科学省は留学を阻止しようと必死のようです。
英国の感染症危険情報レベルは3ですので渡航中止勧告が出ています。