
– Victoria Miro
ファウンデーションコースは基本留学生向けなので、英語が第一言語でない学生がほとんどです。
英語圏出身の学生も多数いますが、選択コースが細かく分かれていて、どのクラスも少人数制なのでコースメイト全員は把握していません。
それぞれが異なった文化的背景を持っているため、たまに衝突や疑問が生まれます。
特に頻出なのは発言方法です。
Sonthéの経験では、日本の学校では挙手して起立して発言して着席するという形式が多かったように思います。
もちろん例外はありますが、授業中は静かにノートを取るのが美徳のように思います。
こちらでは、語学学校でも同様でしたが、教師が話しているときでも何か意見や疑問、言いたいことがあると、妨害しない程度に発言します。
タイミングが上手く掴めなくても、低く挙手して注意を引くと発言を促してもらえます。
成績評価の一部が、どの程度発言して授業に参加したかなので、静かだといくら理解していてテストの点数が良くても低評価です。
そして、いかにいい質問 (本質をついた鋭い意見) をできるかが求められます。
たまに、誰かが話している途中で被せて話し始める方もいますが、そういう発言方法は誰もが気分を害します。
さすがに2ヶ月以上一緒に過ごすと、クラスメイトの特徴も分かってきます。
必ず挙手する方や、挙手しないで発言する方等、さまざまです。
たまに被るので、誰が先に発言するかの譲り合いもあります。
そして、ペアやグループで意見をまとめて発表する場合にお互いのノートを見せ合っても理解できないときが非常に多いです。
国や言語によって特徴があるので慣れれば読めるのですが、そうでないとかなり厳しいときも。
読んでもらえてもその方のアクセントが理解できないとお手上げですので、リスニングとスピーキングがこの場合は重要です。
日本語の文字をきれいに書くことは教養の一部でしょうが、英語はどうでしょうか。
タイプした文章にサインをするのが基本なので、文字のきれいさを第一に求める必要性もあまりないのかもしれません。
サインもきちんと読めるように書かかないのが一般的です。
というよりも真似されると危険なので、それぞれが特徴のあるサインを作って毎回同じサインを書けるように練習します。
日本語の楷書のように書くのは、Print nameです。
たまに、英語でサインをするように指定がある場合がありますが、理解不能です。
文字として認識できないサインの場合はどうなのかと思いますが、これは日本人や中国人に漢字で書かれても照合なんて難しくてできないよということなのかもしれません。
また、日本人の思うきれいな字がそうでないということもあります。
特に数字は、きれいに書けたと思っても「なんて読むの?」と聞かれるときも。
先日、”ensemble”という単語が授業中に出てきましたが、分からない方が多かったため、誰か分かるか聞かれました。
フランス語からの借用語ですが、Sonthéは意味を知っていたため発言しようとしたのにも関わらず、フランス語を第二言語として話す方がなぜか途中で指名されました。
それなら初めからその方を指名すればよかったですし、言いかけていたのに遮られてしまい、消化不良。
知っている人が答えて何も問題ないはずなのに納得がいきませんでした。日本人はフランス語を理解してはいけないのか。
発言を遮られるといかに不快か実感できたので、その経験は次に生かせます。どうしても納得できないけれど。