
– 毎年1回はパリに休みに行きます
今年は今までに2回行きましたが両方ともロンドンと比較すると暑すぎる天候だったので、久しぶりに冬にも行ってみたいです
パリはロンドンよりも体感湿度が高い気がしますが、実際はどうでしょうか
今回は、CV (Curriculum Vitae、履歴書)について。
「CVの書き方」とタイトルに書きましたが、一つの正しい書き方などありません。
CVの形式は、もはや紙に印刷するものでなくYouTube等にアップロードしたビデオでも構わないと思いますが、やはりまだまだCV=書類という社会的に求められている構図があります。
ということで、今回は学生向けに、紙に印刷する書類形式のCVの書き方についてまとめます。
Sonthé個人の意見なのでかなり偏りがありますが、今までに多数のCVを見る機会があり、大学のキャリアアドバイザーや就職でCVを褒められたこともあったので、参考になる点もあるかと思います。
内容だけでなくデザインにも自信があるので、その1枚にかなりの時間、具体的には原案を作るのに数日間、定期的な更新作業に数時間を費やした傑作に仕上げています。
個人情報の塊なのでここには掲載しませんが、職探しをしている時も、この素晴らしいCVを見てSonthéを欲しくならないわけがないという自信しかなかったです。
当然、CVは手書きではなくワードプロセッサで作成するものです。
日本で履歴書というと決まった形式の用紙に手書きなのかもしれませんが、そもそもその用紙を買ったことすらないので、比較できません。
以下まとめ。
1. A4用紙1枚にまとめる、2枚目以降は無駄
A4用紙1枚にまとめられないものは、無駄な情報が多く必要な情報が埋もれています。
1-2枚が望ましいというアドバイスも多いですが、2枚目は必要ありません。今すぐ捨てましょう。
1枚だけです。例外はありません。1枚目以外読まれることはありません。
2枚になってしまう場合は、そもそもワードプロセッサの標準ページ様式を使ったままで余白を取りすぎているか、改行のしすぎ、フォントサイズ、レイアウトが適切でないことの表れです。
余白を減らしすぎてプリントした際に内容が途切れてしまっては意味がないのですが、そこはうまく調整して最適なバランスを見つけるべきです。
2. CVはアート
職探しは遊びではなく人生がかかっているので、デザインをないがしろにしていてはいけません。
読みにくいCVはその時点で目を通してもらえないかもしれませんし、読む相手のことを考えていません。
内容よりもデザインが第一印象ですので、それが悪いCVは読みたくありません。
2.i. 背景は白、文字は黒
背景色を使って目立たせようとする必要はありません。
相手の環境によってはカラー印刷のコストが高い可能性もあります。
CVがカラーである必要は全くないので背景が白、文字は一番コントラストの高い黒を使います。
色を変えることでしか自分をアピールできない時点で中身が大したことのないあまりよくないCVです。
2.ii. フォントが命
具体的に名前はあげませんが、世間受けの悪いフォントは使わないようにしましょう。
迷ったらTimes New Romanでもいいですが、有料フォントを使うと印象が変わります。
標準でコンピュータ自体やワードプロセッサに入っているフォントとは違います。
読みやすさを絶対に維持しながらも目を引くデザインの商業用フォントはかなり高価ではありますが、やはり印象が変わります。
ただし、フォントやデザインに精通していない場合は無理して有料フォントを使わないほうがいいでしょう。
3. 情報の取捨選択をする
全ての詳細を書く必要はありません。正式な文章を一文一文書く必要はありません。
嘘をつかずに自己アピールをしっかりします。誇張でなく、自信に満ち溢れた内容にするには非常に高い言語能力も必要です。
4. 誤字脱字は論外
実際に紙に印刷して一文字ずつ塗りつぶして誤字や綴り、文法に間違いがないかを必ず確認します。
気づかぬうちに余計な文字が入力されていたということもなくはないので、この確認作業を忘れずに行います。
A4一枚程度の量で一文字ずつ塗りつぶす作業ができない、面倒と少しでも思った方のCVは改善点がたくさんあるはずです。
トイレでもできます。毎日3分早く起きましょう。誰でもこの作業に費やす時間はあります。
5. データはPDFで提出
CVをメールで送って、相手に目を通してもらうことも多いです。
WordやPages等、ソフトウェアや環境依存のデータ形式はレイアウトが崩れたりフォントが違うものになったりすることもあるので、PDFにします。
特に有料フォントは受け取る側が正しく表示できない場合が多いので、PDFが正解です。
6. 定期的に最新情報に更新する
定期的に、例えば少なくとも月に1回は見直す作業を習慣にすると、目的に合わせて内容やレイアウトを変えるだけで済むので楽です。
また、CVとは他に全ての詳細を含んだ学歴・職歴・自己アピール文をまとめた書類を用意しておくと便利です。
7. LinkedInにCVの内容を反映させる
もはや英国の大学生の必須SNS、LinkedInにプロフィールを作り最新の情報に更新するのを忘れてはいけません。
CVは文字だけなのに対し、LinkedInはちゃんとしたビジネス向けの顔写真を載せるところが違いますが、検索サイトの結果に引っかからないようにしたり、メンバーのみに顔写真を公開したりと好みで設定を選べるので個人情報保護対策もできています。
嘘をつく必要はありません。
採用する方はそれくらい見抜けますし、CVを見てもらって面接してもらえるまでが第一歩ですので、面接で崩れ落ちる可能性ももちろんあります。
嘘はいずればれます。自信がないのであれば、思い切ってCVに書かないのも手です。
書かなければ相手は知りようがないことも多いですので、そこは割り切りが必要です。
詳細を全て書いていたらA4用紙1枚になんて決して収まらないと思います。
上記内容はCVに書くことが多数あることが大前提ですので、書けることがない方は積極的に学生のうちからボランティア活動やクラスリーダー等になるべきです。
ボランティアは楽しいですし、英国の大学に行ける社会的階級と知識階級の出身者であればなぜ必要か自ずとわかるはずです。
いわゆるサークル活動に集中してもいいでしょうし、大学の勉強以外に空き時間をうまく使える器用さのアピールをすると有利なことも多いようです。
また、CVに記載する連絡先にも注意が必要です。
住所は書かなくてもいいですが、携帯電話番号、メールアドレスは必須です。
国際基準に準拠したメールアドレスをフリーメールでいいので用意しましょう。
14歳の時に作ったような書くのが恥ずかしいものしか持っていない場合は、新しいメールアドレスを作りましょう。
例えば、love-chocolate@…や、pyokotan_daisuki@…等はCVに記載しないほうがいいです。
プロフェッショナルに見えるメールアドレスを利用しましょう。
学生のうちは大学のメールアドレスでいいですが、大学を離れた後はメールアドレスが変更されるか使用に制限がかかることもあり得るので、別に一生使えるフリーメールアドレスを持ちましょう。
プロバイダーのメールアドレスや日本の携帯電話キャリアのメールアドレスは使わないようにしましょう。
プロフェッショナルに見えるメールアドレスの例として、名前がTaro Londonだとすると、
・tarolondon@…
・tlondon@…
・tarol@…
上記のようなメールアドレスが理想ですが、取得できない場合は数字(例えば1)を加えます。
誕生日や3つ以上の数字を付け加えるのはあまりよくないかもしれません。
・t4r0l0nd0n@…
上記のように、アルファベットを数字に置き換える方法もありますが、口頭で伝えにくい、言うのが恥ずかしいメールアドレスはやめましょう。
ありふれた名前の方は大変でしょうが、Sonthéはそのような経験がないため残念ながらよくわかりません。
定期的に修正し、自分の魅力を伝えられるCVに仕上げるには非常に時間がかかりますが、これで仕事が得られるのであれば、できない方はいないはずです。