
– Hoxton
8月18日にA Level (General Certificate of Education Advanced Level)の結果発表があり、英国の多くの学生が正式な大学のオファーをもらったようです。
9月に入り、大学側も新入生を迎え入れる準備を進めているようです。
A Levelは英国(イングランド・ウェールズ)の大学受験を控える学生が、中等教育修了試験のGCSE (General Certificate of Secondary Education)の後にSixth Form等に進学し受験しますが、大学受験に使える資格は他にもあり、IB (International Baccalaureate)を選択する学生も増えているようです。
SonthéがUCAS上でオファーをもらって進学してから、もうすでに一年経ったのかと思うと非常に感慨深いです。
基本的に留学生はTier 4 Visaを申請・取得し英国に滞在しますが、今回は特殊な状況下でどのように教育機関側が留学生を英国に呼ぶかということについて書きます。
SohoのPiccadilly Circusからほど近くにある美術館、Royal Academy of Arts (RA)にはアートスクール、Royal Academy Schoolsがあります。
3年間のPostgraduate programme (大学院プログラム)でその暁には、Postgraduate Diploma (PgDip)が付与されるとのことですが、芸術家としてのキャリア形成への道であり、Masters degree取得を目指すものではありません。
The postgraduate diploma is not a Masters degree. Those on the programme study here in order to develop as professional artists, rather than to gain a qualification.
また、RAの立場上、大学等の教育機関ではないためTier 4 Visaのライセンスを取ることができないようです。
Tier 4 Visaのライセンスがないと、CAS (Confirmation of Acceptance for Studies)が発行できません。
We welcome international applications however our independent status renders us ineligible to the UK Borders Agency for International Student VISAs. Therefore international candidates we accept onto the RA Schools Postgraduate Programme need to be successful in a subsequent application for a UK Tier 1 VISA through the Exceptional Promise VISA scheme. We will do all that we can to support this application.
つまり、通常の留学生を迎え入れるルートであるTier 4 Visaの代わりに、Tier 1 (Exceptional Talent)を取得できるようにRA側が支援するとのことです。
Tier 1 (Exceptional Talent)は英国に5年間滞在が許可されるようです。
英国外から申請した際は更に4か月滞在が許可されます。
Tier 4 (General)、学生ビザではないため3年間のプログラム終了後にこのビザが失効するまで滞在は可能なのかもしれません。
もしかすると、ビザ申請理由が明確にRAでの勉学のため、3年間に滞在期間が短縮されるかもしれません。
UKVI (UK Visas and Immigration)の決定が全てですので、ルールを満たせば問題なくビザが取得できるというわけではありません。
UKVIはTier 1 Visaを年間1,000件(4月6日と10月1日に500件ずつ)発行できますが、芸術家に関してはArts Council EnglandがUKVIに推薦するという形を取っています。
年間1,000件の内、300件を国際的評価の高い映画・テレビ業界の芸術家向けに確保しているようです。
Arts Council Englandが評価し、基準を満たすTier 1 (Exceptional Talent)出願者をUKVIに推薦できる立場にあるため、流れとしては、RA → Arts Council England → UKVIのようです。
最終の決定権はUKVIにあるため、RAがTier 1 Visa取得を留学生に保証はできませんが、なんだか、そこにはRA専用に用意された特殊なルートがありそうです。
結局、英国にメリットがありながらも、RAはTier 4 Visaのライセンスを取れないという状況で、RAからのTier 1 Visa出願者は優先的に処理されてもおかしくないのかもしれません。
また面白いことにRoyal Academy Schoolsの学費は全て無料です。
UKVIの前身であるUKBAがビザ制度を2009年に改新し、現在に至るまで頻繁に改定が繰り返され、常に最新情報を追うのが大変になっています。
しかし、申請に必要な情報はすべてUKVIのウェブサイトに載っています。
Tier 4 Visaのライセンス取得条件等もPDF形式の書類で公開されているので、興味がある方は見てみるのもいいかもしれません。