Save the Childrenに呼び止められて

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先日、スーパーマーケットで買い物し終えて外に出ようとしたところを、Save the Childrenの方に呼び止められました。

Save the Childrenは子供の権利を保護することを目的とした活動を国際的にしている非政府組織(NGO: Non-Governmental Organisation)です。

 

インドやシリア等の発展途上国の子供たちが初等教育に必要な額を知っているかに始まり、iPadで写真や動画を使って飢餓状態から回復するまでを紹介されました。

毎月銀行口座から£2寄付するだけで、多くの子供たちの命が救えて、教育を受けさせることができると言われました。

考えるのに時間が必要だからサイトのURLを教えてとお願いしたのにも関わらず断られてしまいました。
「これはプライベートのサイトだから教えられない。もしあなたが今ここを去って寄付しないと救える命が救えなくなる」とまで言われたら、純粋な人助けの気持ちなど消え去ります。もはや恐喝です。そうだとしても未遂ですが。

バケツを持って立っていたら数枚のコインを入れようかとも思いましたが、そうではないようです。
口座引き落としは便利ですよね。解約し忘れればいつまでも「寄付」してもらえるんですから。

 

ちなみに、’Save the Children’と検索すれば公式サイトから希望額を寄付できるようです。
興味のある方はどうぞ。
なるほど、こういった意見もあるようです:
Why I’ve stopped supporting Save the Children – The Telegraph by Mr Philip Johnston on 7th April 2009
http://www.telegraph.co.uk/comment/columnists/philipjohnston/5120538/Why-Ive-stopped-supporting-Save-the-Children.html

 

「あなた自身がシリアの難民キャンプにいって子供たちに教育を受けさせられるの?」とまで言われました。
確かに、学生の身分で食べ物に困ることなく生活できるのは恵まれていることかもしれません。
しかしそれを他人にとやかく言われる筋合いなどどこにもありません。
持っていた買い物袋を指さして、「それを買うよりはるかに安く人助けができるんですよ」と言われても、寄付は全く個人の自由です。
ましてや初めて会った人に、懐事情を探られるほど不愉快なことはありません。そいういった下劣なことをする方は受け入れられません。

それならなぜ貴女は、このロンドンに立っているの? 貴女こそ今すぐ飛び立つべきなのでは? と言いたくなりました。
高価なiPadなんて買わないでそのお金を寄付すればいいのに。

 

先進国にいる人々は皆、発展途上国の方を救わないといけないのか。
自国民すら救えていないのに。日本でもイングランドでも、NEET問題や子供の肥満といった、飢餓とは対極に位置する社会問題まであります。税金滞納や不法滞在者、犯罪者の増加等挙げたらきりがありません。

先進国は先進国なりに大変で、いつまでその世界での社会的位置を保てるか必死のはずです。
どこの誰が、自国がギリシャやスペインの二の舞いを演じることを望みますか。
そもそも、世界中が先進国にはなりえないのです。比較対象がいてくれるおかげで、発展の度合いをお互いに測れるのですから。

 

個人の考えですが、子供に教育を受けさせても、それが利益となって戻るのには時間がかかります。
学校で教育を受ける期間よりも、その後の人生の方がはるかに長いはずです。

もしかしたら、高度な知識は日常生活には必要ないかもしれませんが、その知識で稼いで食べることもできます。
文字の読み書きや四則演算等、基礎的な知識は身に付けるべきですが、果たしてそれをよい方向へ役立ててくれるのでしょうか。その知識が戦争やテロに使われないとも限りません。

子供たちよりも、大人への教育をすればすぐに役に立つことも多いはずです。
家族計画や病気に対する知識等、今まで何度も繰り返し行われてきても受け入れてもらえなかったこともあるようですが、これからはそれを乗り越えない限り、明るい未来など到底見えません。

 

今ある先進国の教育制度も、人類が生まれたときからあるわけではありませんし、簡単に得たものではありません。
長い歴史の中で修正を幾度となく繰り返し、人々の知恵と工夫で成り立った大切なものです。
なぜそれを無償で他国に与えなくてはならないのでしょうか。
学びたいのであれば、それなりの対価を払ってからその場所に行けばいいのです。
知識は道端に転がっている小石に詰まっているのではありません。地面を掘って出てくるのであれば素敵なおとぎ話ですが、現実はそうではないのは明らかです。

 

そもそも、留学生や国内生に関わらず学生に寄付を募ろうというところが間違っています。
働いていて寄付するのはごく自然の流れですし、個人の自由です。
しかしフルタイムの学生は違います。人・機関・政府等からお金を受け取って生活し、学んでいます。
中には働いている学生もいるでしょうが、フルタイムの労働者とは稼ぐ額が違います。

他の方ではなく、あえてSonthéが選ばれたのかは分かりません。
ネイティブよりも英語力が劣っていそうだから、うまく誘導してお金を搾取しようとでもたくらんでいるのではないかと疑ってしまいました。まあ、そうなら30分も足止めして話し続けないはずですが。

 

Save the Children — 子供たちから守るべきなのは、無駄に「知識」を身に付けた大人なのかもしれません。
解決策は案外身近にありそうです。

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