
3月最終日に少し雪が降ったロンドン。
ロンドンでは今季初の雪ではないでしょうか。
先週は春のように過ごしやすい気候になったかと思えば、冬がぶり返し、より寒さが厳しく感じます。
英国は福祉施設等から食料を無料提供されるフードバンク制度を利用している方々が年々急増していますが、昨今の光熱費高騰により、じゃがいも等の根菜類の受け取りを拒否しているとの報道がありました。
茹でる、オーブン調理する、油で揚げる等、様々の調理法がありますが、調理時間がかかる=光熱費が余分にかかるとのことで、フードバンク利用者はその余裕が一切ない、緊迫した生活を送られていることも珍しくないようです。
それでは彼らは何を食べているのかということは置いておくにしても、英国の食文化に根付いた根菜類を食べられず、経済衰退により食文化が変化を遂げるのも辛い現実であります。
幸いにも選択できる状況にいながら、個人の好みとして日常は慎ましやかな生活を送っているつもりですが、限られた生活を送ることを強要されることは誰もが幸せにならない事態です。
日本から海外留学できる経済層もますます減っていくでしょうし、短期留学がやっとで、長期のいわゆる正規留学、海外大学で学位を取ることがさらに難しい選択肢となるでしょう。
現状、将来の返済義務の有無に関わらず、奨学金を利用して留学している方も非常に多いようで、海外留学が可能な経済状況の家庭でも、完全に私費留学で高等教育まで終えられることは稀でしょう。
世界中に富裕層はいくらでもいますが、大学はおおむね一般市民が対象のようですので、学費の値上げが極端だと、学費の安い大学という括りで進学先を選ばなくてはならなくなり、本来の教育機関としての目的と相違が生じてしまいます。
寒い日は慎ましやかにじゃがいもを茹でられる生活を送り続けたいものです。