あるがままを受け入れる英国社会と現代の限界

@aw1cks

今年の英国の6月は暑かったです。

日本よりは湿気はありませんが、暑いことに変わりはなく、連日30℃を越えたときは辛かったです。

暑い日が続くと話題にあがる、エアコンの室外機問題があります。

景観を乱すことと、建物が古いため、配管や電気配線の問題があり、エアコンを設置するほどの壁の耐久性がなく、構造的に無理な場合が多いです。

室内機も美しくないため、英国の住宅には望ましくありません。そういう価値観なのです。

一年のうち、数日から数週間で暑い日が終わり、それ以外では冬暖かければ良く、暖房はどの家にも備わっているため、それで十分なのです。

近年の熱波は異常気象のため、それにまだ社会的に追い付いていないという側面もあります。

英国はこういうものと受け入れることも重要です。

日本の住宅事情と比べると大きく異なるため、それを根拠に、英国社会が遅れていると言われればその通りでしょう。

ただし、そういった負の部分を含めて英国社会とする意見と、特定の人々が移民として世界各地で独自のコミュニティを形成しているため、そういった人々はそもそも住んでいる地に馴染もうとしていない、馴染めないので、少なくとも英国においては、英国社会に含まれていない「お客様」に過ぎない、という考えもあるかと思います。

お客様が何を言っても、英国社会はすぐには変わりません。

そのお客様はいずれいなくなるので、聞く耳を持つ理由もありません。

結局、外国人は外国人でしかなく、英国社会は英国人のものです。

英国人は法的には英国籍を持っている者ということになるのでしょう。

もちろん、自認と事実は異なることもあり、あらゆる理由で英国籍はないものの、英国生まれで英国しか知らない方も一定数います。

よくある例は、日本と英国の両国にバックグラウンドを持つ方で、日本が二重国籍を認めていないため、日本国籍を選択して、英国籍を放棄した方でしょうか。実際に、日英のバックグラウンドがあり、日本国籍保持者として英国に永住権を持って住んでいる方の例を知っていますが、そういった方のアイデンティティーは別問題として扱われます。

しかし、ある程度の線引きは必要であり、例えば国が自国民の判断を求められる場合は、その判断基準を法律に合わせることが明確で、自然と「英国籍 = 英国人」となります。

これは思った以上にシンプルで、そうでないと自称英国人が増え続けるでしょう。

アイデンティティーは英国人でも、法的には英国人ではないのです。すなわち、外国人、言い換えればお客様なのです。

つまるところ、外国人として生きる覚悟と、ある程度は外国人を受け入れる社会基盤の両方が必要となります。

エアコンがない英国の住宅事情が受け入れられないのであれば、英国を去ればいいのではないか、というのが大多数の本音だと思います。

外国で文句を言っても仕方がありません。涼しくなりません。

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